研究活動

フォーラム

2023年度  2022年度  2021年度  2020年度  2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度  2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2003年度

2024年度

第1回 ゲルガナ・イワノワ 古典文学の多生――「枕草子」の享受史から
      ここ何十年かで出版市場に現れた平安文学作品の大半は、学術的な注釈付きの復刻版や絵が豊富な漫画版、俗語版などですが、 これらは日本社会における変化を表すものであると言え、古典作品への興味を再び引き起こしています。 この発表では、11世紀に書かれた清少納言の『枕草子』に焦点を当てながら、なぜ私たちは遠い過去の文学作品を読み続けるのか、 そして実際にそれらをどのように読むのかという2つの問いについて考えてみたいと思います。  
第2回 趙 星銀 永井陽之助と「20世紀」の政治学――政治意識論から国際政治論まで
      永井陽之助(1924-2008)は一般に「現実主義」の国際政治学者として知られている。 しかし彼は幾重にわたる両面性を備えた知識人であり、戦後思想史のなかに彼を位置づけるためにはより綿密な検討が必要である。 本報告では特に1950年代の「政治意識論」から1960年代半ばの国際政治論に至るまでの永井政治学の連続と変化に焦点を当て、 その多面性を分析する。  
第3回 大川 玲子 アメリカのムスリムとクルアーン〜改宗者と翻訳〜
      歴史的に見て、ムスリムとアメリカの関係は敵対と融合が入り混じって展開されてきた。アメリカ国内のムスリムは、アフリカ系、移民系、改宗者といった多様な背景をもつ人々で構成され、それぞれのアイデンティティを模索している。本報告は、サバティカルでの調査などをふまえ、現代アメリカのムスリムとクルアーンの関わりについて改宗者に着目して報告し、アメリカ的イスラームとは何か、についても考えてみたい。(主に、5月刊行の拙著『増補 聖典クルアーンの思想』(ちくま学芸文庫)第5章の内容となる。)  
第4回 野口 久美子 「不可視化」の暴力への抵抗:コロナ渦の先住民社会とデータ・サバンティ
      2020年5月、CNNがアメリカ先住民ナバホの保留地での「異常に高いコロナ感染率」を報道し、全米で大きな話題となった。背景には持病、医療環境の悪さ、住居環境、水道やインターネットなどのインフラの不備など、多くの先住民社会に共有する経済的、政治的、社会的状況がある。しかしその実態の具体的な把握には困難を極めた。コロナ渦で明らかになったのはコロナデータにおける先住民の「不可視化」である。報告者はサバティカル中の2022年10月から23年3月までカリフォルニア州の先住民保留地で現地調査を行った。 本報告はその調査結果をふまえながらコロナ渦の先住民社会を概観したのち、 コロナデータが先住民の罹患者数、死者数を取りこぼすに至った背景と、 コロナデータ上の「暴力」に対してデータサバンティ(データの自治)を求める先住民の取り組みなどを紹介する。最後にこうした取り組みをデータの脱植民地化を求めるグローバルな先住民運動に位置付ける。
第5回 BAE Junsub 韓国型福祉レジームの特徴と比較福祉国家研究への示唆
      韓国は長らく福祉後進国とされ、比較福祉国家研究において注目度は低かった。しかし、依然として「旧来の社会的リスク」に対して課題を抱える一方で、近年は介護保険制度や保育政策を中心に急速な制度拡大が進んでいるのも事実である。本報告では、韓国の社会政策の歴史を踏まえつつ、4つの主要な社会政策を取り上げ、各政策の共通点や相違点、そして相互の関連性を分析することで、韓国型福祉レジームの特徴を明らかにする。これにより、今後の比較福祉国家研究への新たな示唆を導き出す。

2023年度

第1回 青柳 寛 日本語学習に観るクールジャパン効果について:韓国の高等学校の事例から    (国際アーツ&パフォーマンス探究分野開拓への示唆の試み)
      日本のアニメやポップ音楽、伝統工藝は長らく海外でも人気を集め、新千年紀以降は「クールジャパン」(CJ)と称され、外交の切札としても活用されてきました。CJが実際に海外の地域社会に如何程の効果をもたらし得るかを測定し、今後日本が各種の事業展開を対外的に図っていくためのヒントとなる事例を示すべく、韓国の日本語教育に与えるCJ効果について、ソウルの高等学校(数ヶ所)で行っている観察と聴き取り調査の中間報告を行います。  
第2回 戸谷 浩 帝国に属することとナショナリズム
      遡れば「ソ連邦」の解体に起源を有すると思われる、ロシアのウクライナ侵攻は、結局は、「民族」対「民族」の争いとして報じられてしまっているように思われます。近代以降、国家も、国際社会も、社会のあり方も、「ネイション」が理解のてこ、構成要素の核心とされてきています。それはそれとして、私たちは何か別の可能性をすっかり置き忘れてきたままのような気もします。まとまりのない話ですので、逆に皆さんのご批判やお知恵を拝借したいと考えております。  
第3回 末内 啓子 国際政治経済論の学際的試みと課題
      国際政治と国際経済との関係を分析する国際政治経済論には、国際政治学、国際関係論、国際経済学、社会学、地理学などの研究者が参入し、ある意味学際的な試みが展開しています。しかし、さまざまな取り組みがありながら、研究における多様性の幅や、研究の基軸との関係などの課題も残っています。そこで、本発表では自身の教育と研究の二側面から、国際政治経済論の課題を国際政治学との関係で、再検討を試みます。  
第4回 イ ソニョン 人的資本と労働市場での成果:学際的なアプローチによる実証分析の魅力(仮題)
    「人的資本と労働市場での成果」に関する労働経済学のテーマについて、行動経済学の視点を重視しながら、実証的な分析を通じて研究を行ってきました。その一つの例として、私の最新の研究では、マスク着用が制約されていない状況でもマスクを着用し続ける行動の決定要因として幼少期の教育環境で形成された人的資本の影響に注目し、その因果関係を準実験的な実証分析を通じて分析しました。今回のフォーラムでは、実証分析の技術的な詳細には触れず、データの制約や識別の限界などに直面しながら、実証分析の研究者として目指したいことや、今まで「人的資本と労働市場の成果」を分析する際に用いた学際的なアプローチに焦点を当て、これまでの取り組みと課題について話したいと思います。  
第5回 ポール・ミッドフォード 孤立主義の克服:東アジアの安全保障的な多国間主義における日本のリーダーシップ
    このプレゼンテーションは、冷戦終結後、なぜ日本が近隣諸国との安全保障協力に対する長年の断固たる反対姿勢を突然翻したのかを問うものである。 安全保障分野で長らく孤立し、多国間協定に反対してきた日本は、1991年に東アジア初の多国間安全保障フォーラムを提案することで、地域安全保障において予想外の主導的役割を果たした。このプレゼンテーションでは、日本が 1990年代以降、東アジアの安全保障の形成において、これまで認識されていた以上に重要な役割を果たしてきたことを示します。
第6回 岩村 英之 深層学習AI:その仕組みと人間の労働への影響
    過去、人工知能研究には3度のブームがあった。それぞれのブームにおいて、主役となった技術は異なる。 現在の第3次人工知能ブームを牽引しているのは、機械学習と呼ばれる技術、中でも深層学習(ディープラーニング)である。本報告では、深層学習の仕組みをできるだけ直感的に説明する。仕組みの理解をもとに、現在の人工知能技術が雇用に与える影響について、主として経済学の観点からの議論を紹介する。尚、この1年で大幅な進歩を遂げた生成系AIについては、深層学習との関連に限定して触れる予定である。
第7回 榎本 珠良 「人道的軍縮」における欧米中心主義・人種主義:今後の軍縮研究・教育のありかたを考える
    この報告では、1990年代以降に「グローバル市民社会」を称し「人道的軍縮」等を掲げてきたNGOキャンペーンの 欧米中心主義・人種主義的な構造と、そこでの日本の非政府アクターの位置付けについて、具体的事例を挙げつつ示します。 そして、そうした構造をもつ「人道的軍縮」キャンペーンによる言説や実践が、現在ロシア・ウクライナやイスラエル・パレスチナで生じている紛争や惨禍に歯止めをかける方向に作用しないばかりか、 それらを助長する方向に作用してきた側面も考えられることを指摘します。 そのうえで、明治学院大学における報告者の今後の軍縮研究・教育のありかたを検討します。

2022年度

報告内容は研究所年報26号(PDF版)
第1回 森本 泉 ネパール人から見た留学先としての日本
非英語圏の大学における英語プログラムの可能性
第2回 井手上 和代 アフリカの地場企業と産業発展―モーリシャスとケニアの事例より
第3回 トム ギル ザ・プル:ホープ・カレッジの独特な綱引き伝統を人類学的に検証
第4回 坂本 隆幸 社会投資政策と貧困削減
第5回 田中 桂子 外から見た日本の言語・文化少数派学生の教育
第6回 重冨 真一 東北タイ農村30年の変貌―家族農業経営の持続と空洞化―

2021年度

報告内容は研究所年報25号(デジタルブック)
第1回 中田瑞穂 「流行る政党」の作り方 ―チェコの「ビジネス企業政党」と政党デモクラシーの現在
第2回 紺屋あかり パラオ地域研究:ことばから石へ
第3回 李相佰 貨幣経済の仕組みと対策(仮)
第4回 高橋直子(研究員)  リサーチャーとしてテレビ番組制作に携わりつつ、宗教学専攻の研究者としてマス・メディアを調査していて思うこと
第5回 賴 俊輔  校外実習でアクティブラーニングを実践する
事前学習でのRESAS:地域経済分析システムの活用

2020年度

報告内容は研究所年報24号(デジタルブック)
第1回 助川 哲也 違和感からの創造
第2回 Prajakta Khare Social Enterprises and Network Configurations
第3回 平山 恵 トランジション運動
第4回 森 あおい トニ・モリスンの「他者」へのまなざし
第5回 江川 純一
(研究員)
近現代イタリアの政教関係
―ペッタッツォーニのイタリア共和国憲法批判を中心に

2019年度

報告内容は研究所年報23号(デジタルブック)   
第1回 林  公則 地域通貨・キームガウアーの仕組みと思想
第2回 阿部 浩己 難民保護の法と政治
第3回 久保田 浩 「学問的宗教研究」のジレンマ
ーヨーロッパにおける「ネオ・ペイガニズム」研究を事例としてー
第4回 吉井 淳 北海大陸棚事件とnon-liquet
第5回 合場 敬子 体育祭のダンスにおける異性愛の構築

2018年度

報告内容は研究所年報22号
第1回 趙 星銀
(チョサンウン)
『大衆民主主義』再考
第2回 半澤 朝彦 エチオピア・ジブチ訪問記
第3回 Tom GILL 絆の日、争いの日:英国南西部五月祭
第4回 熊倉 正修 日本のマクロ経済政策と民主主義
第5回 竹下 千花子(UC) 避妊具IUDの開発と普及からみるリプロダクティブコントロールのあり方(1960~現在)
第6回 張 艶 米中貿易摩擦と中国経済

2017年度

報告内容は研究所年報21号
第1回 孫 占坤 国際法における先住民族の権利保護
  ~サーミ条約(案)の意味するもの
第2回 戸谷 浩 ブダペシュトを引き剥がす:
 眼に見える歴史と忘れ去られた歴史
第3回 Chia-ning Chang (UC) Transnational Performance in Li Xianglan’s Wartime Films
第4回 浪岡 新太郎 公教育を担うムスリム私立学校の成立と運営:フランス・リヨン大都市圏東部貧困者集住地区デシーヌ アル・キンディ校の事例
第5回 熊本一規 漁業権で埋立・ダム・原発を止める

2016年度

報告内容は研究所年報20号
第1回 野口 久美子 カジノ産業に見る先住民自治の歴史と現在
―北米カリフォルニア先住民の事例より―
第2回 阿部 望 現代の北欧社会経済モデルの可能性
第3回 岩村 英之 通貨同盟と同盟国政府の財政規律
- 通貨同盟から財政同盟への進展の可能性 -
第4回 末内 啓子 カナダの第42回総選挙(2015年10月19日)についての一考察
第5回 Luke Roberts
(UC)
The Lives of Samurai Women of the Edo Era
第6回 司馬 純詩 国境バザールの(経済学)理論的整理
  ―香港中英街等をめぐって

2015年度

報告内容は研究所年報19号
第1回 メレック・オータバシ
(サイモンフレーザー大学)
乱読の癖:明治大正のエリートと子供時代の読書経験
第2回 森本 泉 グローバル化と包摂/排除をめぐって
  移民になったネパール楽師カースト・ガンダルバの事例
第3回 アレキサンダー・ヴィーシィ 近世森林管理と出入を通してみる寺院と村落の関係
  —高尾山薬王院文書を中心に
第4回 重冨 真一 地域社会の組織力をどう見つけるか
  ―参加型農村開発の手法開発に向けて―
第5回 John KIM(UC) Ethnicity and Empire
: The Japanese Racial Equality Proposal at the Paris Peace Conference
第6回 李相佰
(リーサンベック)
通貨統合なき共通通貨の試案
  ―外国為替市場を利用した電子通貨の発行と流通―

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2014年度

報告内容は研究所年報18号
第1回 大川 玲子 チャム人の失われた呪術書をめぐって:
カンボジアのマイノリティ・ムスリムの現在
第2回 原 武史 皇后考
第3回 Michael Watson Cultural Canon and Marginalized Texts
第4回 李嬋娟(イ ソニョン) 人間が本当に利己的で合理的なのか
第5回 長谷川 毅(UC) ロシア革命下におけるペトログラードの犯罪と警察
第6回 李相佰(リ- サンベック) 合理性を前提にした市場メカニズム説明の限界:
日本経済史からの教訓

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2013年度

報告内容は研究所年報17号
第1回 賴 俊輔 インドネシアにおけるアグリビジネス改革:
パーム油バリュー・チェーンの分析から
第2回 中田 瑞穂 「民主化」後の東中欧―チェコとスロヴァキアの政党政治を中心に
第3回 森 あおい トニ・モリスンを追いかけて
第4回 合場 敬子 美の秩序への対抗:女子プロレスラーの身体が示唆するもの
第5回 田 暁利 中国における風力エネルギー開発の現状と課題
第6回 大岩 圭之助 「弱さの思想」序説

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2012年度

報告内容は研究所年報16号
第1回 平山 恵 ルワンダ復興の「援助」を再考する―貧困とHIV陽性を抱える人々の声から
第2回 土屋 博嗣 留学生と日本人学生の友人関係
第3回 Luke Roberts A Samurai’s Life
第4回 森本 泉 ネパール北西部マナンをめぐる社会変容トランスナショナルな生活戦略
第5回 Brian Guthrie Perspectives on English Writing Instruction
第6回 高橋 源一郎 「3・11」以降の日本の論壇

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2011年度

報告内容は研究所年報15号
第1回 齋藤 百合子 タイ人女性の人身売買とその後の社会再統合
第2回 涌井 秀行 The Light and Shadow of Japanese Capitalism after the Second World War
第3回 Tom Gill 宿痾としての都市風景:西ベルファストの壁画を見て
第4回 高原 孝生 Delegitimizing Nuclear Weapons: Will Japan Do Without the ‘Umbrella’?
第5回 半澤 朝彦 越境する音と国際政治

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2010年度

報告内容は研究所年報14号
第1回 ロバート・スワード Les Arts Sauvages Oceanie
Involuntary Sculpture and the Surrealist Object
第2回 孫占坤 先住民族の権利保護について
―自決権と集団の権利を中心に―
第3回 岩村 英之 通貨統合の政治経済学
第4回 勝俣 誠 地域研究と校外実習方法論序説
―国際学研究としての校外実習20年を振り返って―

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2009年度

報告内容は研究所年報13号
第1回 半澤 朝彦 「西洋音楽」演奏のグローバル化―音楽は「普遍的な言語」か?
第2回 A. ヴィーシィ ミクロ歴史を中心とした近世宗教史の新しい研究傾向
第3回 浪岡 新太郎 フランスにおけるシティズンシップとエンパワーメント:
イスラーム教育は市民教育と矛盾するのか
第4回 熊本 一規 日本の循環型社会づくりはどこが間違っているのか
第5回 末内 啓子 カナダ国際研究所(Canadian Institute of International Affairs, 1928-2007)の設立と国際関係研究―カナダの大戦間期における国際関係観形成の構造

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2008年度

報告内容は研究所年報12号
第1回 秋月 望 東アジアの境界とテリトリー意識 ―高句麗ものテレビドラマの背景―
第2回 戸谷 浩 流れ来たる人々の影を追って ―スロヴェキアにおける筏流しと筏師―
第3回 岡部 光明 日本におけるコーポレート・ガバナンス
―その特徴、変遷、今後の課題―
第4回 竹尾 茂樹 地域研究と校外実習の接点
第5回 モハマド・ナギザデ アフガニスタン・イラク・イランの政治経済と核問題について
―西アジアにおける日本の隠れている資産とその役割―

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2007年度

報告内容は研究所年報11号
第1回 John H. Ino Can We Teach Brainstorming? …Lessons from the Silicon Valley
第2回 大木 昌 異性装をとおして見る近世ヨーロッパの民衆社会とジェンダー
  田 暁利 中国における持続的経済成長の課題
第3回 Anne Walthall 武家奉公と結婚
第4回 合場 敬子 変容する身体とジェンダー:プロレスができる身体への自己認識
第5回 柴田 有 文化としての科学――西条の酒蔵で
第6回 白石 渉 ドイツのコーポレートガバナンス・モデルは米国モデルに収斂するか

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2006年度

報告内容は研究所年報10号
第1回 森本 泉 ロンドンで見た7月7日のテロと在英ネパール人
  大川 玲子 イスラーム系ウェブサイトに見られる「法学裁定(ファトワー)」
――日常生活とクルアーン(コーラン)解釈
第2回 Hiroshi Ono ‘Specialization and Happiness’: 日米にみる結婚観の相違
第3回 網谷 龍介 社会規範の『ヨーロッパ化』の政治過程
――ドイツとオーストリアにおけるEU反差別指令の国内立法化――

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2005年度

報告内容は研究所年報9号
第1回 竹内 啓/涌井 秀行 人口から見た中国近・現代史
  平山 恵 人の声を聴く~政策提言に有効な社会調査の試行
第2回 高橋 源一郎 日本近代文学のmission
  Masako Ishii 父親の育児参加を規定する要因――日米比較から
第3回 M. Pasha Liberalism, Islam, and Securitization
  古市 剛史 ウガンダ・カリンズ森林の野生チンパンジー:生態学的研究と保護への取り組み
第4回 Bengt Stymne In Search of the Missing Link.
How Can a Region Nurture Successful Product Innovation?
  司馬 純詩 中国経済のウェハース構造

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2004年度

報告内容は研究所年報8号
第1回 涌井 秀行 敗戦悟論ねじれ考――チェコとドイツそして朝鮮日本
  橋本 肇 生殖技術の変遷と展望
第2回 阿部 望 Sustainable Development Strategies in the Nordic Countries
  半澤 朝彦 国連の国際規範形成機能とイギリス植民地の「孤立」ラッシュ:1945-1965
第3回 大岩 圭之助 地域通貨――スローでスモールなお金
  Anne Walthall From Peasant Daughter to Samurai Wife: the Letters of Yoshino Michi

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2003年度

報告内容は研究所年報7号
第1回 戸谷 浩 家畜を通して眺めたハンガリー社会
  トム・ギル シェルター文化の誕生――ホームレス自立支援法元年
第2回 末内 啓子 カナダの対外関係――国際救援組織の事例から
  森本 泉 トゥーリズムをめぐるネパール――ローカルな対応
第3回 熊井 茂行 『インカ帝国』はあったか?
  熊本 一規 川辺川ダム収用委員会における争点について
第4回 土屋 博嗣 日本語教育の現在
  勝俣 誠 日頃 私が社会科学分野で疑問に思っていること

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2002年度

報告内容は研究所年報6号
第1回 H. Plutschow Peace versus Human Nature
  大門 毅 Economic Costs and Benefits of Political Decentralisation ― or Lndependence? The Case of East Timor
第2回 平島 成望 インド農業の中期展望と日本ODA
  合場 敬子 身体と異性愛から解体されるジェンダー
第3回 古市 剛史 ヒトの誕生をめぐる最近の話題
  竹内 啓 地球温暖化と社会技術

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