研究所について

国際学部付属研究所とは

所長挨拶

SUN Zhan Kun

 

  国際学部付属研究所 所長  孫 占坤

孫占坤(ソンセンコン)です。この4月から国際学部付属研究所所長に就任致しました。

4年前にも一度目の所長を経験させていただき、今回は2度目の就任となりますが、この3、4年間だけでも、国際社会は正に「激変」の数年間だったとの印象を持ちます。2020年 春から急速に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は多くの命を奪い、学校、会社、家庭など私たちの日常の全てを大きく変えることになりました。マスクの全社会的着用、zoom、teamsなどを通したオンライン授業・営業・診療の普及など、人々は不安、戸惑い、ストレスを抱えながら、このような急速な変化についていけるよう一生懸命に「進化」を遂げる数年間だったといえます。

このような未曾有の自然災害に対して、一致団結して対応していくはずの国際社会は大国間の猜疑と対立によって分断が目立ち、冷戦後に親しまれた「グローバリゼーション」があたかも歴史の「遺物」のようだという「錯覚」にすら陥ります。コロナウィルスがまだ落ち着いていない中、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が発生し、国際社会の分断は一段とエスカレートし、昨年10月のガザ紛争勃発によって、国際社会はもはや「カオスの前夜」に立たされていると思えてなりません。

研究所はこのような激動に身を置きつつ、古典的国家中心の視点ではなく、個人、弱者、マイノリティーなど、より多角的に「国際」とは何かを考え、そのための様々な研究会や公開セミナーを行っていきたいと思います。これからの2年間、微力ではありますが、研究所として学内の教育、研究へのサポートは勿論、市民の皆様ともより活発な対話を行いたいと考えています。

皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

孫 占坤

沿革

1986年 横浜市戸塚区の横浜キャンパスに国際学部が新設される
1989年11月15日 国際学部の付属として設立される

設立の趣旨・目的

国際学部付属研究所は国際学に関する学際的な共同研究ならびに個人研究を誘発し、これらを実施、推進するために創立された。

研究所の主な活動としては、以下があげられる。
 (1) 共同研究プロジェクトの促進
 (2) シンポジウム、セミナー、フォーラム、講演会の開催
 (3) 研究成果の公表と教育へのフィードバック
 (4) データベースの構築
 (5) 公開講座の企画
従来の学問領域の区分を超えた「国際学」の構築を目指し、共同研究の拠点として所員のあるいは研究員の利用に供せられている。

組 織

所長 孫 占坤 (SUN Zhan Kun)
主任 林 公則 (HAYASHI Kiminori)
運営委員 イワノワ・ゲルガナ(IVANOVA Gergana)
大川 玲子(OKAWA Reiko)
趙 星銀(CHO Sungeun)
所員 37名

スタッフ

・籠橋 悦子 (KAGOHASHI Etsuko)
・今村 真紀 (IMAMURA Maki)
・村田 祐子 (MURATA Yuko)

連絡先・アクセス

連絡先

明治学院大学 国際学部付属研究所
〒244-8539
横浜市戸塚区上倉田町1518(横浜キャンパス 8号館2階)

TEL:045-863-2267(開室時間:平日9時30分~17時)
FAX:045-863-2272
E-Mail:iism @ k.meijigakuin.ac.jp

アクセス

JR戸塚駅東口バスターミナル8番乗り場より、江ノ電バス「明治学院大学南門」行きに乗り
「明治学院大学南門(終点)」にて下車 (乗車約7分) → 詳細はコチラ