第20回「土曜の会 ~ミニ講座Vol.1~」
今年度3回目となる「土曜の会」を、9月6日(土)に開催いたします
「土曜の会」は、全国各地のホストによる話題提供をもとに、参加者の皆さまと意見交換を行うオンライン形式の交流・勉強会です。
本年度は全6回の開催を予定しており、そのうち2回を“ミニ講座”として、子ども主体の生活中心教育に関するレクチャーを軸に、質疑応答や意見交換を行う新たな試みを始めました。
土曜の会新企画『ミニ講座』第1回目のテーマは、「事例から学ぶ『各教科等を合わせた指導』の本質」
その第1回目の今回、講師には、川村学園女子大学教育学部児童教育学科教授であり、前・千葉県立特別支援学校市川大野高等学園校長の小倉京子先生をお迎えし、「事例から学ぶ『各教科等を合わせた指導』の本質 ~合わせた指導だからこそ実現できる授業づくり~」 をテーマにご講義いただきます。
学校教育法施行規則第 130 条の 2 では、知的障害教育において、各教科や領域を合わせて指導できることが定められています。今回、全日本特別支援教育研究連盟機関誌『特別支援教育研究』2025 年7月号では、「『各教科等を合わせた指導』の本質」という特集が組まれました。
そのねらいとして、知的障害のある子どもたちへの教育的対応の基本をふまえて、「規則的でまとまりのある学校生活が送れるようにすること」や「生活に結びついた具体的な活動を実際的な状況下で指導すること」などを大切にするために各教科等を合わせた指導を展開しようとしている先生たちに、「合わせた指導」の考え方の本質をとらえていれば、効果的に実施できるとされています。
そこで、「各教科等を合わせた指導」を構想・展開する際に、何を押さえるべきなのか、子どもたちにどんな力が身につくのかなどを問い直し、「合わせた指導」だからできる授業づくりについて考える機会としたいと思います。
「各教科等を合わせた指導」についての講義と意見交換等を通して学び合いを
上記特集の企画・編集を担当されたのが同誌の編集委員を務めておられる小倉京子先生です。小倉先生は、知的障害特別支援学校の現場や教育行政における豊富なご経験をお持ちで、今年4月からは大学で教鞭を執っておられます。
9月の「土曜の会」では、特集内で紹介されている実践をもとに、「各教科等を合わせた指導」について小倉先生からご解説いただきます。今回の講義と意見交換等を通して参加者の皆さまとともに「各教科等を合わせた指導」の本質について、深く学び合う機会としたいと考えております。
『土曜の会』は会員以外の方も参加可能です
ベテラン、初心者を問わず、どなたでも学び合い・交流ができる場です。ぜひお知り合いや同僚の方々もお誘い合わせのうえ、お気軽にご参加ください。
第20回『土曜の会 ~ミニ講座Vol.1~』
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日 時:令和7年9月6日(土)13:30~15:00
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テーマ:「事例から学ぶ『各教科等を合わせた指導』の本質
~合わせた指導だからこそできる授業づくり~」 -
話題提供:川村学園女子大学教育学部児童教育学科教授 小倉 京子 先生
(『特別支援教育研究』編集委員、前千葉県立特別支援学校市川大野高等学園校長) - 申し込み方法
- (1) 次のお申し込みページからお願いします。 ⇒ 申し込みページへ
- (2) 必要事項を入力・送信するとZOOMのURLが案内されます。
- お問い合わせ mchiba39@gmail.com 土曜の会世話人 千葉 雅弘
『土曜の会』とは
オンラインによる教育実践を中心とする交流会・勉強会になります。毎年奇数月の第2土曜日に開催しています。全国各地を回るように、各地の会員がホストとなり、テーマに沿って(沿わないことも多々ですが)語り合うほか、肩肘はらない実践紹介などの勉強会も交えながら進めています。参加費無料で、会員以外の方も参加できます。肩肘張らないカジュアルな交流会ですので、どうぞお気軽に参加ください。
世話人 千葉 雅弘 ・ 千葉 秀雄 ・ 高倉 誠一
令和7年度の開催予定
第18回:5月10日(土)、第19回:7月5日(土)、第20回:9月6日(土)
第21回:11月1日(土)、第22回:1月10日(土)、第23回:3月7日(土)
注) 第20回(9月)と第23回(3月)は、【ミニ講座】を予定、
第18回(5月)と第22回(1月)は、第2土曜日に開催します。
今年度の計画の詳細につきましてはこちらをご覧ください。
趣旨と経緯について
遠隔会議システムを使って、全国の会員をつなぐ交流の場を持ちたいと考え、令和4年度から「土曜の会」を開催しました。研究会の活性化と新規会員も期待して、奇数月の第2土曜に開催。当初は交流がメインでしたが、後半からは実践紹介も交えて内容が充実してきています。
これまでの開催日時等は次の通り
- <令和4年度>
- 第1回(5/14)イン石川 「明日が楽しみになる学校・学級」
- 第2回(7/8)イン高知 「子どもの思いと力の発揮」
- 第3回(9/10)イン静岡 「子どもと共に。教師の醍醐味」
- 第4回(11/19)イン山形 「本物のやりがいと手応えを」
- 第5回(1/14)イン岩手 「冬の単元。どう楽しむ?」
- 第6回(3/11)イン佐賀 「来年度のテーマ設定。年間計画など」
- <令和5年度>
- 第7回(5/13)イン千葉 「改めて作業学習」
- 第8回(7/8)イン長野 「それって『生単』?」
- 第9回 9月の会は、全国大会「やまがた大会」の開催をもって代えさせていただきました。
- 第10回(11/18)イン山形 「子どもたちの幸せを願って~特別支援学級からの発信~」
- 第11回(1/20)イン宮城 「特別支援学級12か月~そうなんですか?そうなんですよ~」
- 第12回(3/9)イン高知 「生徒主体の作業学習」
- <令和6年度>
- 第13回(5/11)イン山形 「生徒が活躍し、本気で取り組む職業を目指して~就労コース開設初年度を振り返って~」
- 第14回(7/13)イン千葉 「若手のお二人の先生を迎えて。普段着のトーク。」
- 第15回(9/14)イン石川 「子どもたちが生き生き取り組む姿を求めて~合わせた指導の今~」
- 第16回(11/23)イン静岡 「つながりを意識した年間計画と授業実践」
- 第17回(1/11)イン千葉 「中学部コーヒー班『GAKUENDAI COFFEE』の歩み~人とのつながりや他校との連携を大切にした作業学習の実践」
- <令和7年度>
- 第18回(5/10)イン宮城 「子ども主体の学級づくりを、本物の生活単元学習の授業づくりから」
- 第19回(7/5)イン高知 「高知特別支援学校の取り組み〜各教科等を合わせた指導の充実を、よりよい『見取り・ねがい・手立て』の追究を通して〜」