出張報告

宮本 幹夫

 

▼出張期間

2005年3月11日より2005年3月19日まで

▼出張先
アメリカテネシー州ノックスヴィル及びジョンソンシティ
(テネシー州立大学図書館及び東テネシー州立大学アパラチア研究所)
▼研究テーマ
「アパラチ学(Appalachian Studies)」の現状調査
▼調査の内容

アパラチ地方がアメリカにおける固有な文化や特性を持った地域として研究されはじめたのは、1930年代のことである。不況の原因が南部の貧困にあるとの認識の下に研究が始まったのだが、その中でアパラチアに目が向けられ始めたのである。
が、本格的に研究が始まったのは1960年代後半からであろう。61年大統領に就任したJ.F.ケネディは、アメリカにおける貧困には、人種による貧困、都市における貧困に加えて山岳部の貧困があることを指摘し、再開発に巨額の資金が投入されるとともに、この地域の総合的な研究が始まった。
1970年代に入ると、「南部の興隆」がいわれ、「アパラチ学」に関する雑誌も相次いで創刊され始めた。
そもそも「アパラチ学」とはどういう研究分野かハッキリしない面もあるが、出張者の研究領域は経済史であるから自ずと限定されて来る。
今回の出張ではテネシー州立大学図書館が所蔵する図書及び雑誌の調査と、東テネシー州立大学アパラチア研究所の所蔵する資料を収集して来た。
出張の模様は、http://www.geocities.jp/mgumiyamoto2/index.htmlに掲載してあるので、関心ある方は訪ねて見て欲しい。

▼発表予定の論文・著書等

 未定