出張報告

原 武史

 

▼出張期間

2003年3月5日 より 2003年3月7日まで

▼出張先
沖縄・首里
▼研究テーマ
東アジアの都における儀礼空間の相互比較
▼調査の内容

琉球王国の都だった首里には、歴代の王が政治を行った首里城の正殿や御庭が復元されている。この空間を実際に見学することを通して、中国北京の故宮(紫禁城)や朝鮮王朝の都だったソウルの景福官、あるいは京都御所や伊勢神宮、東京の皇居前広場などとの比較を試みた。その結果、首里城は、日本よりもはるかに中国に近い儀礼空間であったことがわかった。4月に刊行した「皇居前広場」(光文社新書)の中で、本出張の成果を一部取り入れた。

 

 

▼発表予定の論文・著書等

「皇居前広場」(光文社新書、2003年4月刊行)