イベント
プロジェクト研究会
テーマ 「ムシャワラ」文化は生きている?
―インドネシアの草の根⺠主主義再考
共産党への鎮圧、華人に対する虐殺、東チモールへの併合など、かつては民主主義とは縁遠いことばかりをしているイメージだったインドネシアは、今日、国民の直接選挙による大統領の選出、首都移転、高速鉄道建設など、政治、経済の安定した成長を「見せて」いる。
冷戦後のインドネシアはどのように「デモクラシー」を取り⼊れようとしてきたのか。
インドネシアの経験は他のイスラーム社会や非欧米諸国にどのような意味を持つのか?
インドネシア研究の大家二人の話を通して、デモクラシーの普遍性と多様性を考える。
●開催日時 2022年4月23日(土)10時00分~11時30分
●開催方式 Zoom開催(9:45から入室可能)
●Zoom-Meeting: https://zoom.us/j/5605588758
ミーティングID: 560 558 8758
パスコード: 6kW8bn
■講 師 倉沢 愛子(慶應義塾大学名誉教授)
■コメンテーター 大木 昌(明治学院大学名誉教授)
●講師・コメンテーター紹介
< 倉沢 愛子 (くらさわあいこ)>
1979年東京大学大学院博士課程単位取得退学、2012年博士号取得。
1988年コーネル大学Ph.D取得。現在、慶應義塾大学名誉教授。専攻はインドネシア現代史。
『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社、サントリー学芸賞受賞)、
『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社)、『9・30 世界を震撼させた⽇』(岩波書店)、
『楽園の島と忘れられたジェノサイド』(千倉書房)、
『インドネシア⼤虐殺〜⼆つのクーデターと史上最⼤級の惨劇』(中央公論新社)、
『女が学者になる時〜インドネシア研究奮闘記』(増補、岩波書店)など多数。
< 大木 昌 (おおきあきら)>
1977年オーストラリア国立大学Ph.D取得。現在、明治学院大学名誉教授。
東南アジア史・文化交渉史をはじめ、政治・経済・社会・文化・健康・医療など多岐にわたる問題関心を持つ。
『インドネシア社会経済史研究〜植⺠地期ミナンカバウの経済過程と社会変化』(勁草書房)、
『病と癒しの⽂化史〜病と癒しの⽂化史』(山川出版社)、
『稲作の社会史〜十九世紀ジャワ農民の稲作と社会史』(勉誠出版)、
『関係性喪失の時代〜壊れてゆ日本と世界』(勉誠出版)、
『見えない水の科学 東洋医学は訴える』(共著、論創社)など多数。
▸主催:国際学部付属研究所プロジェクト
「デモクラシーの多様性~ 『地についた民主主義』のありかたを考える」
▸問合せ先:
国際学部付属研究所 : TEL. 045-863-2267(平日10時-16時半)